二重切開法手術を失敗した理由
とても残念なことですが、二重切開法の手術が失敗し、修正やり直し再手術を希望される方が増えています。現在は埋没法が全盛で、二重埋没法はどこに行ってもやってもらえますが、切開法二重をきちんと手術できる医師は意外に少ないのが、失敗が多い理由のようです。ですから二重切開法をお願いする場合には、初回手術のみで希望通りになるように手術をお願いできる名医を選択するということです。手術が失敗した場合でも二重切開法の修正再手術は可能ですが、初回手術に比較して手術の難易度が高くなります。引き受けてもらえる医師も限定されます。初回の手術でキッチリと手術してくれる先生を探すことを心がけてください。
二重切開法失敗症例方学ぶ上手くいかないパターン
医師選びに失敗して手術が上手くいかない方にはいくつかのパターンがあるようです。その理由を下記に掲載いたしました。参考にして自分の希望を良く分かってくれて、技術の優れた美容外科の名医を探してください。最初に受診したクリニックに手術を依頼して失敗
全く知識が無く言われたままに二重切開法を決めたら、全く希望と違う二重になったという二重切開法失敗例です。なんとなく受診したクリニックでよく吟味せずに手術をお願いすると大変なことになることがあります。たまたまうまくいくケースもありますが、上手くいかなかったときは非常に後悔します。自分なりによく調べてクリニックを受診して、医師の技術を確認して手術を依頼することが大切です。無料または割引で手術してもらえるということで手術を依頼して失敗
二重埋没法を行ったが希望通りにならず、今度は切開法を無料または割引で手術してもらえるということになりそれを信じて手術してもらい、かえっておかしくなったという二重切開法失敗例です。金銭的に安くしてもらえるということは魅力的ですが、時には疑ってかかる必要があります。昔から「タダより高いものはない。」と言いますが、無料や割引という言葉には注意するのが良いでしょう。優しい先生だったので手術を依頼したが失敗
優しさと技術力が上ということを混同してしまう二重切開法失敗例です。当然のことですが、優しくて技術が上の先生であればいう言うことはありません。しかしそのどちらかを選ばなければいけない場合、どうしても自分の希望通りになりたいという時には、技術力で医師を選ぶ必要があるでしょう。知人の紹介だから間違いないと思い手術を依頼したが失敗
知り合いに紹介されたクリニックだから間違いないと信じて手術を依頼したが希望通りでないという二重切開法失敗例です。知り合いが自分と同じ希望で同じ手術をしたということであれば、信頼はできると思いますが、そうでない場合は知り合いからの情報は話半分にとらえる方が良いと思います。綺麗なクリニックだから安心と思い手術を依頼したが失敗
クリニックの豪華な雰囲気に呑まれてしまう二重切開法失敗例です。当たり前のことですが綺麗なクリニックと技術のあるクリニックは全く異なります。どうせ手術をしてもらうのであれば綺麗にクリニックでしてもらうに越したことはありませんが、技術が劣るようであれば元も子もありません。綺麗で豪華なクリニックを技術力のあるクリニックと誤解するのは避けてください。有名な先生に手術してもらったが失敗した
テレビに出ていた先生だから安心と思い手術をお願いしたが上手くいかなかったという二重切開法失敗例です。有名な先生でも専門の手術と専門外の手術とがあります。さらに昔は手術が上手かったが現在はもう手術をあまりやっていないといこともあります。有名だから技術力が上と判断することは避けてください。内情までよく調べて手術をお願いすることが大切です。二重切開法で失敗されましたが修正手術は可能ですか
二重切開法失敗の症状を上げて症状別にどのように修正をしたらよいか解説を加えました。基本的に二重切開法は失敗してもやり直しが可能ですが、とても難しい手術になり引き受けてくれる先生が少なくなります。
希望より幅広の二重になってしまった。幅を狭くしたい
二重切開法の手術の後、希望の二重より幅広の二重になることがあります。幅の狭い二重を太い二重にすることは比較的容易ですが、太い二重を狭い二重にすることは非常に難しい手術になります。一度設定した二重を解除して、狭い二重を設定しラインをつけることになります。ラインは上方のラインに移行しやすくなりますので、狭いラインは設定され難くなるため修正手術は非常に難しくなります。眠そうで目が良く開かない
限界を超えて幅広二重を設定すると、医原性眼瞼下垂と言って目が開きづらくなることがあります。埋没法の場合は、糸を取れば症状は改善しますが、切開法の場合は癒着部位をすべて剥がして再度二重のラインを設定する必要があり修正手術が非常に難しくなります。左右の目の大きさに左右差がある
二重切開法手術後、目の大きさに左右差が出てしまうことがあります。術後は多少なりとも腫れが出ますので少し様子を見る必要がありますが、2週間くらい経っても大きな左右差があるようであれば早めに修正手術を行う必要があります。2,3か月様子を見るというお考えの先生も多いようですが早めに再手術をやった方が修正手術は容易です。二重のラインの食い込みが強い
眼瞼下垂の手術により上まぶたは上がるようになったものの、二重のライン上の皮膚が垂れてきて視野に被さる場合です。この場合は皮膚のたるみを切除する手術を行うことも可能です。この手術は、眼瞼挙筋を触る必要がありませんので他の手術と比較して難易度は高くなく、急ぐ必要もありません。腫れが完全に落ち着いて余っている皮膚量を完全に把握した後に再手術を行うのが良いでしょう。二重のラインの下が腫れてハム状態になっている
二重のライン下の組織を除去する必要があります。術後の腫れが強い場合は様子を見る場合もありますが、早めに修正手術を行う方が出血は少なく、手術は容易なことが多いので積極的に早期手術を手掛けています。二重切開法他院修正再手術
術前
術後19日目
41歳女性 二重切開法他院修正再手術
1年前に大手美容外科で二重切開法を行うものの、幅の広い不自然なラインとなった症例です。二重になったものの却って目が開き難くなっており、再度二重切開法を行い、二重のライン幅を狭くして、目が開きやすいように調整しました。二重切開法の後に、幅広ラインにはなったけれど目が開き難いということで御相談いただくことが増えています。このような症例は、やり直し再手術が非常に難しくなります。二重切開法は初回手術が決め手になります。再手術にならないように、一度で決める覚悟が必要です。